夢色☆でじたりあん

マイコン、SBC、デジタルガジェット・・・怪しくていい加減な実験工房(旧:夢色あんどろいど)

モデリング(ほぼ)ゼロでオリジナルのメタバース空間を作る(その2)

前のエントリで、全天球画像と板ポリだけで作る簡易型メタバース空間をご紹介しましたが、今回は全天球画像を使わない、即ち全天球カメラがなくても出来る方法です。

全天球画像の代わりになるのは「絵」。立方体に絵を貼り付けたものが基本形です。屋外シーンも工夫すれば作れると思いますが、やはり室内が圧倒的に作りやすいです。

絵が上手い必要は全くありません! 色付き見取り図みたいなのが書ければ良いので画像の切り貼りで十分です。

ソフトはSketchUpの無料のWEB版を使います。絵の貼り付けがBlenderと比べて直感的で扱いやすいからです。BlenderはGLB形式への変換にのみ使います。

ここでは和室(6畳間)を作ってみることにします。洋モノの空間であれば、SketchUpに元々入っているマテリアルを適当に使ってもそれっぽいものが作れてしまいますので、真面目に作ろうと思うとちょっと面倒な題材を選んでみました。

部屋のサイズは、間口:3,600mm×奥行:2,700mm×高さ:2,200mmとして「絵」の準備をします。建具や柱、梁のサイズも想定しておきます。
ネットでの素材集めが基本ですが、まずは参考資料としてイメージに近い室内の写真を集めることからはじめます。壁、柱、建具の取り合いとか意外とアヤフヤなことが多いのでじっくり観察しておきます。それとこれは大前提ですが、そんなに都合良くイメージ通りの真っ正面からの画像が落ちているワケはありませんので、部品を集めて再構成するのが基本となります。黒枠長方形に黒丸…の襖なんかは探すより描いた方が早いですし・・・

で、私が集めてきたのは襖と壁の絵と障子、6畳間分の畳、天井。襖の壁の襖の部分を障子に差し替えて1面作成。残り2面は襖の壁の壁、柱、襖の部分を切り貼りして作成しました。

a2023022501.jpg

ここからはSketchUpの使い方解説。世の中には判りやすい動画チュートレアルが沢山あるのですが、何故か無料のWEB版でマテリアルをインポートして使うのが見当たりませんので、手順だけ書いておきます。

まず、SketchUp for WWEBを起動して新規作成を選択。いつものおじさんは消して、画面右側のアイコンから[シーン]を開いて上面ビューに切り替えます。
[長方形ツール](ショートカットはR)で適当なサイズの四角形を書いて、"3600mm,2700mm[Enter]"と入力。ちなみにSketchUpのツール類はショートカットを常用すると作業効率が格段に上がります。

a2023022511.jpg

a2023022512.jpg

[スペースキー]で選択モードにして続いて[プッシュプルツール](P)で面を少し持ち上げてから"2200mm[Enter]"と入力すると部屋の立方体が完成です。
a2023022513.jpg

さて、ここからが今回のキモの部分。本来なら室内を作るため、作成した立方体の面をすべて反転して、閉じた空間の中で貼り付け作業をすることになりますが、表示/非表示を何度も切り替えたりと結構面倒臭い作業になります。そこで今回は反則技を使います。反転せずにそのまま外側に画像を貼ってBlenderへ持って行きます。Blenderでは室内は裏面を見ていることになりますが見た目の差はありません。もちろんBlenderでも裏は裏なので追加の作業をする場合は法線の向きを変更する必要がありますが...

ではマテリアルのインポートの手順は・・・

貼り付けたい面を選択状態にしてから、画面左上のハンバーガーアイコン[三]から[インポート]>[自分のデバイス]を選択。
a2023022521.jpg

[ファイルのインポート]ウィンドウの[自分のデバイス]をクリックして貼り付ける画像を選択。
a2023022522.jpg

[ファイルのインポート]ウィンドウの[マテリアル]をクリックする。
a2023022523.jpg

貼り付け開始位置(通常は左下隅)を左クリックしてから面に沿って拡大し終点位置(通常は右上隅)で再度左クリックすると確定します。縦横比率は変えられません。
a2023022524.jpg

位置の修正は面を選択して右クリック[テキスチャ]>[配置]で画像を移動できます。修正が終わったら右クリック[完了]。ここで反転(上下、左右)や回転も出来ます。
a2023022525.jpg

a2023022526.jpg

完成したらハンバーガーアイコンの[ダウンロード]>[SKP]で自分のPCにデータを保存します。
a2023022531.jpg

出力形式は現状[2021年以降]で大丈夫です。
a2023022532.jpg

後はBlenderでデータを読み込んでGLB形式で出力すれば完了です。

Mozilla Hubs上にサンプルルームを作りましたのでご覧ください。

https://hubs.mozilla.com/link/C3NVaHC

a2023022542.jpg

なお、ここで作成したシーンは当然ながら凹凸が全くない平面的な空間です。SketchUpでは画像を線ツールや長方形ツールなどでなぞってプッシュプルツールで押し出したり凹ませたりすることで立体化することが結構簡単に出来ます。↑のサンプルルームで比較出来るようにしてありますので見比べてみてください。ただ、あんまり劇的な差は出ないようですけどね...

a2023022541.jpg

あと、6畳間というのは密会用?でもないかぎりメタバース空間としてはとても狭いです。少し制作難度は上がりますが二間続きとかにすると実用性が向上するかも知れません。

a2023022543.jpg




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